差別肯定の姿勢崩さず−大島衆院議員質問主意書に対する日本政府答弁書 |
外国人学校の処遇問題について大島令子衆院議員(社民)が今年2月13日、綿貫民輔衆議院議長にあてた質問主意書に対する小泉純一郎首相名の答弁書が4月11日付で出された。同議員は日本政府が3月6日に正式発表し、同月28日には再検討となった、インターナショナル・スクールにのみ大学受験資格を認めるとした方針や、国連・子どもの権利に関する委員会が日本政府に是正を勧告した(98年6月)、在日朝鮮人の子どもに対するさまざまな差別について日本政府の考えを聞いた。答弁書で日本政府は、大学受験資格問題については、現在検討中としながらも、外国籍の児童、生徒がいわゆる「1条校」を卒業した場合は資格が付与されているとしながら、「制度上不合理な差別があるとは考えていない」と差別を肯定する従来の姿勢を崩していない。 [朝鮮新報 2003.4.17] |