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名古屋で「朝鮮女子勤労挺身隊」問題テーマに演劇

 敗戦直前の名古屋で実際にあった「朝鮮女子勤労挺身隊問題」を題材に8月23、24日、愛知県名古屋市芸術創造センターで愛知・県民の手による平和を願う演劇の会第20回公演「ほうせん花―朝鮮女子勤労挺身隊―」(作・栗木英章、演出・舟木淳)が行われた。

 太平洋戦争末期、三菱重工名古屋航空機製作所道徳工場には、当時、12歳から15歳までの少女約300人が朝鮮半島西南部の全羅南道や忠清南道から「朝鮮女子勤労挺身隊」として連れてこられた。

 劇は元三友重工業南工場第4友和寮の舎監代理だった山田勝男と、その息子で現三友重工業発注課係長の吉則、中学校社会科教師の妻、短大生の娘それぞれの想いと葛藤を軸に展開。

 公演当日には南朝鮮から「名古屋三菱朝鮮女子勤労挺身隊訴訟」の原告6人も訪れ、観客たちに裁判の応援を求めた。2日間3回にわたる公演を約2000人が観劇した。

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平和を願う演劇の会第20回公演「ほうせん花−朝鮮女子勤労挺身隊−」上演

[朝鮮新報 2003.9.2]