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〈第14回イギョラカップ〉 20チームが熱戦

 第14回イギョラカップ、日朝親善高校サッカー(主催=東京都サッカー協会、東京朝鮮中高級学校サッカー部OB会)が3月27〜30日にかけ、国立西が丘サッカー場などで行われた。今大会には、東京朝高、京都朝高の朝鮮高校2チーム、南朝鮮の光云電子工業高等学校(ソウル市)、日本の高校13チーム、クラブユース4チームの計20チームが参加。大会では、三菱養和クラブユースが優勝。東京朝高は16位、京都朝高は20位、光云電子工業は9位となった。

「経験、今後に生かす」

東京朝高対流通経済柏高校の試合

京都朝高対中京大中京高校の試合

 試合はA〜D組の4つのブロックに分かれ、4試合方式の予選リーグを行い、各ブロック順位別によるトーナメント方式で行われた。

 A組の東京朝高は、高松北高校、岐阜工業高校、盛岡商業高校、湘南ベルマーレクラブユースと予選リーグ戦を行い、岐阜工業に2−0で勝利。残り3試合は敗北を喫し、4位トーナメントへ。トーナメント2試合も勝利できず、16位となった。

 東京朝高サッカー部の洪昌秀コーチは、「年々大会規模も大きくなり、日本学校の水準がとても高くなっている。高校選手権代表クラスの強豪校と対戦でき、チームの水準がどのくらいなのか知ることができた。結果は思わしくなかったが、この経験をインターハイ、選手権へとつなげ、今後チームを強化していきたい」と語った。

 一方、初参加となったD組の京都朝高は、帝京高校、初芝橋本高校、国際学院高校、FC東京ユースと予選リーグ戦を行い4敗。5位トーナメント2試合も敗れ、20位の成績となった。

 京都朝高の金栄周監督は、「チームを強化していかなければならない時期に、権威ある大会に参加できたことはよかった。選手たちは全国レベルを肌で感じたと思う。今回の経験が2、3カ月後には実になるようにしていきたい」と大会を振り返った。

「関係者らに感謝」

 日本の高校、ユースチーム監督らも大会参加への意義を強調した。

 「東京朝鮮高級学校や同校サッカー部OB会の方々にとても感謝している」と話す03年選手権香川県代表の高松北高校サッカー部陶山輝佳監督。「強豪校とユースチームが集うすばらしい大会に参加できていい経験ができた」。

 また、優勝した三菱養和クラブユースの膝間信吾監督は、「普段戦えない高校チームと対戦できるとあり、とても楽しみにしていた。今後も参加していきたい」と語った。

 東京朝高サッカー部OB会の金栄浩会長は大会を振り返り、「大会歴代最高の20チームが参加したことは喜ばしいこと。南朝鮮のチームも参加し有意義な大会となった。朝高には今後のチーム作りに期待したい。15回の節目となる来年には海外からもいろいろなチームを招いて盛り上げていきたい」と語っていた。(c)

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[朝鮮新報 2004.4.8]