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兵庫国体 ボクシング競技 「3年間の集大成、やりきった」

神戸朝高・周光植 堂々3位、大阪朝高・金在鴻は5位

3位入賞を果たした周光植選手

 「国体頂点へあと一歩」−第61回国民体育大会・のじぎく兵庫国体のボクシング競技が1〜5日、西宮市立中央体育館で行われ、神戸朝高の周光植選手(3年)がウェルター級で3位入賞を果たした。今大会から朝鮮学校生徒への参加が認められ、同校ボクシング部に新たな歴史を刻んだ。

 周選手は本来のライトウェルター級から1階級あげて大会に臨んだ。8月のインターハイでは8強入りし、「夏の平壌での強化合宿から心身ともに大きく成長できた」とふり返る。

 サウスポーで華麗なアウトボクシングを信条としていたが、準決勝までの全試合でファイタースタイルで激しい打ち合いを展開。ハングリー精神むき出しの祖国の選手たちと厳しい練習を重ねることで少々の相手では負けない力と心を養った。2回戦、準々決勝は、その気持ちを全面に押し出し打ち合いで勝った。地元の兵庫県民を大いに沸かせ、一気に注目を浴びた。神戸新聞や地元テレビ局も取材に訪れていた。

 準決勝も1回から乱打戦。会場には神戸朝高の同級生、地元同胞ら、兵庫県民らが「チュ・グァンシク!(周光植)」と叫び大声援を送った。接戦のすえ、判定で敗れたが「全力でやりきれた」とすがすがしさを見せた。

左ジャブを出す金在鴻選手

 周選手は、「最後はとにかく気持ちでいった。3年間、努力しても結果がでない時はやめたくもなった。でも最後までがんばってきたから今の自分があるし、今日の結果につながった。応援してくれた同胞や兵庫県民のみなさんにとても感謝している」と笑顔で語った。

 兵庫県代表監督(2人)の1人としてチームを率いた神戸朝高ボクシング部監督の金潤徳監督(27)は、「(周選手が)あそこまで打撃戦を繰り広げるとは思っていなかった。3年間の集大成がここにあったし、観客の心を打つ試合をした。堂々の3位で神戸朝高の新たな伝統を築くことができた」と感慨深げに語った。

 また、全国高校選抜優勝、インターハイ3位で優勝候補に挙げられた大阪朝高の金在鴻選手(3年)はライトウェルター級の準々決勝で判定で敗れ5位。また、大阪朝高の洪隆輝選手(3年)はバンタム級1回戦をRSCで勝利、つづく2回戦でRSC負けを喫した。

 一方、成年の部・ライトフライ級に出場した広島朝高卒の金龍哲選手(広島県代表、関西大学1回生)は準決勝でRSC負けし、3位となった。

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[朝鮮新報 2006.10.11]