鄭大世選手応援会が交流会 神奈川同胞、市民らが激励 |
「川崎フロンターレ鄭大世選手応援会」(崔哲名誉会長、金一男会長)が主催する「東アジア選手権2008得点王祝賀 鄭大世選手激励&交流会」が9日、総連神奈川南武支部・李尚f副委員長が経営する焼肉店「大尚苑」で行われた。在日本朝鮮人体育連合会、神奈川県本部、南武支部の活動家、県下同胞、練習生時代から支えてきた「テセ会」メンバー、南朝鮮、日本のメディア関係者ら54人が、Jリーグ開幕戦を終えたばかりの鄭大世選手(24)とともに参加した。 交流会では、金一男会長があいさつした。その後、鄭大世選手が参加者らに交流会開催への感謝の意を述べ着席。総連南武支部の姜皓遠委員長は、各メディアに紹介されている鄭大世選手の記事を紹介した。 交流会に参加した日本人男性は、「初めて鄭大世選手を見たとき、その身体能力の高さに驚きファンになった。今後も在日のみなさんと盛り上げて応援していきたい」と述べていた。また、交流会に参加したあるテレビ関係者は、「ギョーザ問題で中国を訪れていて、たまたま試合(東アジア選手権)を見たら、鄭選手が出場していた。プレーを見て正直驚いた。今後取材してみたい」と語っていた。
「礼儀正しく周りからの評判がとても良い青年」だと太鼓判を押す応援会・金一男会長は、「(応援会の発足は)各地で大反響を巻き起こしている。大世の地元、愛知の同胞らも喜んでくれていると聞いた。また、日本の市民らもたくさん入会してくれている。応援会としては今後もしっかりと支えていきたい」と話していた。 鄭選手は、「川崎には在日同胞が多く、今日は交流会に参加して幸せだった。手厚い応援を原動力にして、朝鮮代表として輝きたい。そのためにも、川崎フロンターレで活躍したい」と述べていた。 一方、交流会が催された9日は2008Jリーグの開幕戦が行われた日。川崎フロンターレは、東京ヴェルディとの初戦を1−1で引き分けた。 試合を観戦したあるサッカー解説者は、「フィジカルが強く貪欲にゴールを目指すプレーヤー」だと評していた。また、東アジア選手権での活躍について、「(日本代表守備の要の)中澤選手と競り合い負けていなかった。どんどん世界の舞台で活躍できる、JリーグでトップレベルのFW」であると話していた。 また、アボジに連れられ開幕戦を観戦した李逞賢くん(千葉朝鮮初中級学校初級部2年)は、「シュートする姿がとてもかっこよかった。僕もサッカーをしているので、鄭選手のようにうまくなりたい」と記念写真を撮りながらにっこりと笑みを浮かべていた。 [朝鮮新報 2008.3.12] |