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〈在日サッカー協会のページ〉 各大会結果と講評

【在日朝鮮学生中央体育大会(中級部、3日〜5日)】

 東大阪は高い個人技からの突破、サイド攻撃、安定した守備で見事V2を達成した。準優勝の神戸はキーパー、DFを中心に体を張ったディフェンスと正確なセットプレーが光った。東京第5、東京第4も粘り強いディフェンスからトップへの早い攻撃が目を引いた。とくに今回、上位チームはGKの能力も高かった。

 また、朝鮮学校の大会ならではの球際での厳しいあたり、縦への速攻などで練習の成果を見ることができた。今後の課題としては、決定力、シュートの正確性、GKを含めたディフェンスからのビルドアップ、攻守の切り替えがあげられる。コーチングの質の向上とあらゆる状況でも自分の力を発揮できる技術と精神力の向上も求められるだろう。

結果 @東大阪A神戸B東京第5C東京第4

【在日朝鮮選抜がU−12前橋市長杯に参加】

前橋市長杯にはコマチュックの選抜チームが出場し、Jクラブチームらとの試合に臨んだ

 第12回国際交流大会「U−12前橋市長杯」が13〜15日まで群馬県前橋市で行われ、在日朝鮮初級学校学生中央サッカー大会で選抜された選手たちが参加した。大会には24チームが参加、南朝鮮と中国のチームも含まれ、Jクラブチームも多く見られた。

 在日の選抜チームは練習こそ一緒にする時間はなかったが、以前から顔見知りの生徒らも多く、すぐに仲良くなりコミュニケーション面ではまったく問題なかった。

 また、試合をこなすにつれ戦術を理解し自分のやるべきこと、チームとしてやるべきことがはっきり見えてきた子どもたちの意識は、試合中のプレーに表れていた。

 そして何よりも「ウリチュック(=闘志、強い精神力、個々の技術の向上)」をモットーにした気迫あふれる局面を多く見ることができた。

 また今回、北関東選抜のFC千里馬の生徒たちと互いに刺激しあっていたことも、大会で得た成果のひとつと言えるだろう。

【第47回横浜市長杯争奪・日朝親善サッカー横浜大会】

 「第47回横浜市長杯争奪・日朝親善サッカー横浜大会」(主催=在日本朝鮮人神奈川体育協会、横浜サッカー協会)が10日、三ツ沢陸上競技場で行われた。47回を数える同大会は、全国の日朝親善試合でもっとも長い歴史と伝統を誇る大会でもある。

 メインイベントとして行われたFCコリアと横浜・社会人選抜(A)の試合は7−2(前半1−1)という圧倒的なスコアでFCコリアが快勝した。

 主催者である神奈川体育協会の崔哲会長は「日朝関係が厳しい時だからこそ、歴史あるこの大会を今後も継続していきたい。50回を迎える記念大会はぜひ盛大に行いたい」と述べた。

【東アジアU−14ユースフェスタ】

グアムでの東アジアユースフェスタに参加した在日朝鮮学生選抜

 東アジア連盟(EAFF)に加盟する10の国と地域で競われた「EAFF・U−14ユースフェスティバル2008グアム」(7月6日〜10日)に、在日朝鮮学生選抜が朝鮮の委任代表として参加した。チームは各地の中級部11校から選抜された選手らで構成され、チーム練習はわずか5日間だった。

 第1回大会(04年)にも在日選手チームが出場、3勝2分の成績だった。

 今大会でも選手らはよくまとまり、常に全力で試合に臨んだ。大会後半には疲れも見えたが、選手らは自分の力を発揮し多くの人々に好感を与えた。

 選手らは少年の頃から日本の子どもたちとプレーしており、そのプレーは日本の子どもたちのプレーと酷似している。今大会でも個々が丁寧にボールを扱いチームプレーに徹するスタイルで挑んだ。ほとんどの選手らの身長は165センチ〜170センチで体力面において非力さがあったが、そのなかでもFWの温盛泰選手(東京)の絶妙な身体バランスでボールを扱うシャープなプレー、DF李相煕選手(東大阪)の次のプレーを読むクレバーなプレーや守備を統率するリーダーシップが光っていた。また、韓勇俊選手(東京第1)、金成純選手(愛知)は小柄ながらボールコントロールの丁寧さが光った。

結果 @南朝鮮A中国B日本C朝鮮(在日選抜)

【在日本朝鮮人蹴球協会】

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[朝鮮新報 2008.9.24]