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〈新春経済インタビューA〉 軽工業省 趙貞雄次官 「衣」問題解決の突破口を

生産工程の現代化完了

 人民生活の向上は経済建設の主要目標の一つだ。軽工業省の趙貞雄次官は、強盛大国の大門を開く2012年のイメージについて「人民の生活に不便がないようすべてを充分に生産し提供すること」だと語る。

−昨年展開した事業は

 2008年の軽工業部門は、2012年強盛大国建設のための「歴史的転換の年」であったと言える。過去に目標とした軽工業工場の現代化事業が高い水準で成功裏に推進された。

 現在、国の軽工業を発展させるための基本方向は、現存する土台を合理的に利用する一方、それを技術的に絶え間なく革新して、その能力をさらに高めることだ。

 昨年、平壌紡織工場をはじめ国内の紡織工場に能力の高い織物生産工程を新たに確立した。新義州化粧品工場は石鹸生産を以前よりも数倍に増やすことができる新しい生産工程を整えた。

 各道の地方産業工場でも製品の種類を増やし、高い品質を保障するための技術革新事業がこぞって展開された。

 このようなすべての要因が有機的に結合した結果、08年の消費品生産は前年の1.5倍に増えた。

−解決すべき問題は

生産ラインをフル稼働させる江界銀河被服工場(慈江道)

 現在、軽工業部門で最も重視するのは紡織部門だ。人民の衣食住問題を解決していくために、生活必需品のなかでもまず「衣」の問題に関連したものから解決する考えだ。

 われわれは06年から平壌紡織工場の現代化を重要な課題として推進してきた。

 昨年、建国60周年を機に、従来の紡織設備を全面的に更新して製品の品質を高め、生産能力を数十倍に高められる土台を築いた。

−原料と資材の調達は

 軽工業品生産に必要な原料と資材は、わが国にあるものもあり、足りないものもある。原料と資材問題解決の原則は、あるものは積極的に利用し、足りないものは輸入するというものだ。現在、この原則にしたがい、人民生活向上のために必要な原料と資材を、国家が責任をもって保障するシステムが確立されている。

−2012年までに人民生活をどの水準まで引き上げるのか

 すべての人民が生活レベルで不便なく十分に物が買える国を目指す。当面の課題は、人民生活に切実な消費品の種類をさらに増やし、その質を最大限高め、製品の需要を満たすことだ。

 例えば、工業品商店や食料品店などで生活に必要な質のいい商品をいつでも安い価格で購入することのできる水準だ。【平壌支局】

〈新春経済インタビュー@〉 石炭工業省 金亨植大臣 「工業の食料」確保に展望(2009.1.14)

[朝鮮新報 2009.1.16]