在日本朝鮮人バスケットボール選手権 レベルアップ 好ゲーム続く |
第1回懇親会も開く 第34回在日本朝鮮人バスケットボール選手権大会が11月21〜22日、兵庫県立総合体育館で行われた。男子8チーム(東京A、B、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、朝鮮大学校)、女子6チーム(東京、愛知、京都、大阪、兵庫、朝鮮大学校)が熱戦を繰り広げた。また、22日には在日本朝鮮人バスケットボール協会(KBA)主催の第1回KBA懇親会も行われ、協会の役員と選手たちが一堂に会し交流を深めるとともに、同胞バスケットボール界のさらなる発展のために尽力していくことを誓い合った。
東京男女制す
大会初日、男子は4チームずつ、女子は3チームずつに分かれリーグ戦が行われた。 男子は、選手層の厚さとシステムの完成度の高さで頭一つ抜け出た東京を各チームが追う形となった。東京は今回、2チームで出場。Aチームは初戦の朝大に98−79、京都に99−63で完勝。順調な滑り出しを見せた。 一方のBリーグでは、愛知が東京B(72−61)、神奈川(85−67)に勝ち、初日を終えた。 東京Aは2日目、リーグ最終戦で大阪と対戦。97−62のスコアで3連勝し、決勝に駒を進めた。愛知も東京Aに負けじと兵庫に86−69で競り勝ち、無敗のまま決勝へ進んだ。 決勝戦では、東京Aが愛知を圧倒し、114−56の大差で4連覇を成し遂げた。
李柄宙主将は、「選手層の厚さをはじめとするチーム力が勝因。汗を流して練習してきた成果を100%出すことができた」と優勝の喜びをかみ締めた。
一方、女子は東京が他チームを圧倒。初日のリーグ戦を125−54(大阪)、99−72(朝大)で終え、決勝でも京都を90−58で下し、連覇記録を17に伸ばした。 バスケットボール協会の康徹洙理事長は今大会を振り返り、「東京の力が抜け出ているのは事実だが、各バスケットボール団は若い選手数が減少する中、ベテランをうまく取り入れて選手層を厚くした。その結果だ」と述べた。 また、「朝大の健闘が際立った大会でもあった。協会としては、朝大の選手たちが卒業後、各地で社会人と生徒の選手とをつなぐかけ橋の役割を果たしてくれることを望んでいる」と語った。 そのうえで、「選手たちのモチベーション面や人材育成など、目的に沿ったいい大会になった」と締めくくった。 【大会成績】 男子@東京AA愛知B朝大、女子@東京A京都B朝大 (李松鶴記者) [朝鮮新報 2009.12.2] |