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東京でチュチェ思想研究会 内外の研究者ら参加

 金正日総書記生誕68周年を記念するチュチェ思想国際研究所の定例研究会が13日、東京の池袋で行われた(写真)。

 チュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長と、日本各地のチュチェ思想研究者、関係者らが参加した。また、総連中央の徐忠彦国際統一局長が来ひんとして出席した。

 研究会では、徐忠彦局長のあいさつに続いて、ベネズエラ・チュチェ思想研究所のオマール・ロペス所長(ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所副理事長)と朝鮮大学校政治経済学部長である韓東成教授(チュチェ思想国際研究所理事)が報告を行った。

 「チュチェ思想普及と朝鮮民主主義人民共和国との連帯でベネズエラが果たす役割」と題して発言したロペス所長は、ベネズエラにおけるチュチェ思想研究および普及活動の歴史的経緯について説明。同国で現在まで民間の大学や研究所のみならず政治家の間でもチュチェ思想の研究が盛んに行われていると述べた。

 また朝鮮との関係においても、民間レベルでさまざまな分野の交流、協力活動が進んでいると指摘し、05年にチュチェ思想に関する世界大会に参加した朝鮮代表団がチャベス大統領と会見したことにも言及した。

 一方で、チャベス政権下で自主路線を進むベネズエラの国家建設についても言及。チュチェ思想が強調する自主の理念とチャベス大統領の政策理念には共通する部分があると指摘した。

 「チュチェ思想における精神力に関する理論」と題する発表を行った韓東成教授は、こんにち朝鮮の革命と国家建設で精神力の問題が重要視されている背景について説明しながら、チュチェ思想における精神力とは自主性実現のためのたたかいで発揮される人民大衆の思想精神的な力だと指摘した。 また、その精神力が社会主義建設の推進力であり、朝鮮の第1の国力だと強調した。

〈Interview〉 ベネズエラ・チュチェ思想研究所 オマール・ロペス所長

[朝鮮新報 2010.2.19]