非転向長期囚の無条件送還を/南の市民ら当局の「相互主義」を非難
南朝鮮の「3・1特赦」で釈放された非転向長期囚の無条件送還を求める声が南の市民らの間で高まっている。経済正義実践市民連合のチャ・スンリョル統一協会次長は「送還の過程で相互主義などの条件を掲げることは、和解の流れの障害になる」と指摘。アムネスティ・インターナショナルのオ・ワノ南朝鮮支部事務局長は「離れ離れになった家族が再会できるようにすべきだ」と語った。
釈放された長期囚が暮らすソウルの「出会いの家」では、北に故郷がある長期囚たちが条件付きの送還に反対する意思を表明。93年に32年6ヵ月ぶりに釈放されたキム・ソッキョン氏(85)も、交換などではない、無条件送還が実現されなければならないと強調した。(関連記事)