総聯中央委員会第18期第2回会議/大衆運動を全同胞的に
総聯中央委員会第18期第2回会議が20日、東京・千代田区の朝鮮会館で開かれ、総聯中央の韓徳銖議長と徐萬述第1副議長、許宗萬責任副議長をはじめ各副議長と各局長、中央委員らが参加。昨年5月に開かれた総聯18回全体大会の方針に従い、新たな環境に即して民族性を守り、生活と権利を擁護するための大衆運動を全同胞的に力強く繰り広げ、組織の大衆的地盤を強化するための課題と具体的な対策を討議、決定した。徐第1副議長は報告で、その具体的対策の一つとして、商工人らに経営情報などを提供する同胞経済研究所(仮称)、同胞企業と同胞求職者のニーズを結ぶ在日同胞就職情報センターをそれぞれ今秋に開設することを明らかにした。また10月に、総聯第19回分会熱誠者大会が開かれることも明らかにされた(報告要旨)。
韓議長があいさつし、こんにちの複雑な環境の中でも、金正日総書記が導く強盛大国建設に向けた祖国の進軍に歩調を合わせ、40余年に及ぶ総聯の輝かしい業績を引き続き輝かせて行こうと述べた。また団結した力で民族性を守り、生活と権利を擁護するための運動を展開し、総聯を、より幅広い同胞たちが支持する力強い大衆的愛国組織に一層強化、発展させていこうと呼びかけた。
続いて徐第1副議長が「新たな環境に即して今年、総聯の大衆的地盤を一層強化し、生活と権利を守るための大衆的愛国運動を全同胞的に力強く繰り広げることについて」と題した総聯中央常任委員会報告を行った。
報告は、総書記の指導のもと、祖国人民が強盛大国建設を目指して転換の道に入ったように、総聯活動家と同胞たちが総書記を高く戴き従うための活動を力強く繰り広げ、総聯活動を新たな高い段階に発展させることについて強調した。
また、総聯の大衆的地盤を一層強化する必要性について指摘しながら、@民族教育活動を中心に同胞の間で民族性を守る運動をより力強く展開A生活と権利を守る活動に全組織と同胞たちの力を総動員――の二つの方向に沿って、同胞大衆運動における具体的な課題と対策を示した。
中央委員の討論に続き、総聯中央常任委員会報告を会議決定として採択した。
徐第1副議長が結語を述べ、18全大会後10ヵ月間はとても重要で、試練に満ちた日々だったと指摘。この間の活動で得た経験と教訓を生かしていくことが大切だと述べた。また歴史の新時代を迎え、新たな環境に置かれているこの時期に、中央委員が担っている責任は重いと強調しながら、同胞大衆の忠僕として奮闘するうえで提起される問題について強調した。