南当局の計画的策動/武力衝突事件で人民軍海軍司令部代弁人が声明
朝鮮人民軍海軍司令部スポークスマンは19日に声明を発表し、南朝鮮当局が起こした武力衝突事件について次のように非難した。
南当局は、交戦があたかも人民軍兵士によって引き起こされたかのようにねつ造しているが、今回の交戦は南当局によって意図的に計画、準備され、故意に行われた戦争挑発策動だ。それは、交戦のために準備された「体当たり式攻撃作戦計画」が、国防部長官趙成台や合同参謀本部議長金辰浩ら軍部首脳によって謀議され、現地で指揮したのも彼らだからだ。
彼らは4日から延坪島水域に大量の艦船を動員して「作戦」のための実戦訓練を繰り広げ、9日にはわれわれの艦船に体当たりする挑発を始め、11日からはそのレベルを徐々に上げていった。そのたびに、人民軍海軍艦艇は高い警戒心をもって、事態が銃撃戦に至らないよう、強い忍耐力と自制力を発揮した。
しかし、趙成台は12日に「作戦」参加者たちを「激励」し、「大統領」金大中も10日、「よくやった」と「祝賀メッセージ」を送り、指揮した金辰浩らに「体当たりばかりせず、先に銃撃してつかまえろ」と述べた。11日からは、事件の発生水域に強襲揚陸艦や駆逐艦、護衛艦を大量に増強し始めた。
こうした準備に基づき、南当局は15日朝、われわれの海軍艦艇の正常な巡察を妨害して「前進封鎖」を企み、それが破たんするや、9時12分からは、すでにあるシナリオに従って、銃撃を加えた「体当たり式攻撃作戦」に移った。
彼らの武力挑発に対し、人民軍海軍艦艇は自衛的措置として打撃を与えた。敵側は10余隻の艦船が出火または大破し、逃走せざるを得なくなった。
南当局が事件の責任をわれわれに被せようとしても、系統的に拡大された武装挑発行為を隠すことはできず、朝鮮半島情勢を戦争直前に追い込んだ責任からは逃れられない。
南当局は、世論を誤導する反共和国謀略策動を即時中止し、故意的な武力挑発策動がもたらした重大な結果の全面的な責任を負い、民族に謝罪すべきだ。(朝鮮通信、関連記事)