「荒川国際平和展」
民族教育の歩みをパネルで紹介


 東京・荒川区議会議員のせの喜代さんを中心とした市民の会と各界の団体、識者が加わった平和展実行委員会の主催によって、「荒川国際平和展――戦争と平和の現在・過去・未来」が11、12日、町屋文化センターのふれあい広場で行われた。

 来世紀に向けて、「戦争の愚かさと平和の大切さ」を多くの市民たちに知ってもらおうと、初めて企画された平和展では、加害と被害の両側面で東京大空襲と泰緬(たいめん)鉄道建設、日本が行った戦争犯罪の記録、そして東京朝鮮第1初中級学校の歩みなど、様々なパネルが展示されていた。

 また、体験者による証言も行われ、女性同盟荒川支部の金貞順さんが、市民の前で異国の地で苦労した事、同胞の力によって朝鮮学校が設立された事などを話した。

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