「同胞の介護と生活」テーマに講演会
兵庫・尼崎の同胞女性ら


 「同胞の介護と生活Q&A」と題する講演会が4日、兵庫県尼崎市の尼崎東朝鮮初級学校で催された。4月からの介護保険制度スタートに伴い、「嫁として介護問題にどう向き合っていくのか」というオモニ(母親)たちの悩みに応えようと、同校オモニ会と女性同盟尼崎東支部が主催したもので、約50人が参加した。

 在日本朝鮮人人権協会近畿本部の洪敬義副会長が講演し、「嫁が介護するのは当然か」「訪問入浴とは」など、介護に直接関わる問題のほか、「共和国に帰国した兄弟の遺産相続は」といった、生活に密着した様々なテーマを取り上げて解説した。

 参加者からは、「他人事と思っていた介護問題が、着実に目の前にあると実感した」「具体的な話で参考になった」などの感想が上がった。

 オモニ会と女性同盟支部では、今回の講演会を「同胞とより深く関わり合う契機にしたい」としている。

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