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平壌で連帯集会 
大田前知事が団長、沖縄平和友好訪朝団

平和と親善のための沖縄平和友好訪問団(団長=大田昌秀・前沖縄県知事)が3〜7日、訪朝した。

 4日、平壌の千里馬文化会館で開かれた同代表団との連帯集会で演説した朝鮮対外文化連絡協会の李星鎬副委員長は、米軍を南朝鮮と沖縄から撤収させるための共同闘争を力強く展開することは切迫した時代の要求だと述べた。また大田団長は演説で、朝鮮の統一と安定問題は南北が民族大団結の原則に基づいて自主的かつ平和的に解決すべきだと指摘した。集会では共同アピールが発表された。

 なお6日、最高人民会議常任委員会の金永大副委員長が、万寿台議事堂で同訪問団の代表らと会見した。(朝鮮通信)

最終合意ならず/南北最高位級会談第4回準備接触

 板門店発朝鮮中央通信によると、6月の南北最高位級会談に向けた第4回準備接触が8日、北側の統一閣で行われた。

 接触で北側は、南側の意見を十分に考慮した現実的で融通性のある案を提示したが、双方の間で意見を接近できず、最終合意には至らなかった。次回の接触は、南側が北側の案に肯定的に対応する用意をもって日程を通知するのに従い、開くことにした。

京都MKグループ会長訪朝、朝鮮の副総理と会談

 平壌5日発朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国の郭範基副総理は5日、訪朝した京都のMKグループの兪奉植会長一行と会見した。関係部門の活動家が参加した。

長期囚問題で合意会議/北京、8月までに送還を

 平壌4日発朝鮮中央通信によると、南朝鮮の非転向長期囚送還のための北と海外関連団体の合同会議が4月27日、中国の北京で開かれた。朝鮮の「南朝鮮の非転向長期囚救援対策朝鮮委員会」をはじめ送還運動を進めている在日、在中団体の代表らが参加した。

 会議で北側の姜永浩団長は、「非転向長期囚の送還は北南関係を改善し、民族の団結をはかる出発点になる問題」、「祖国光復55周年にあたる今年は、全民族が祖国統一の新しい局面が開かれることを望んでいる」と指摘。6月中に金仁端、金永泰、咸世煥の3氏をはじめとする長期囚の送還を実現し、光復55周年までに北への帰還を希望するすべての長期囚を送還する目標を立て、その実現のために努力することを提議した。会議では金仁端氏の娘、花深さんら親族も出席し、早期送還を呼びかけた。

石原発言に抗議
国連・人種差別撤廃委、ファン・ボーベン元委員

 石原慎太郎東京都知事の差別発言に対し、国連・人種差別撤廃委員会の元委員でマーストリヒト大学教授のテオ・ファン・ボーベン氏が4月27日付で抗議アピールを発表した。

 同氏は、とくに「三国人」という言葉は差別的な言葉で外国人排斥的感情をかきたてるもので、高い公職の地位にある者による人種的憎悪をかきたてる言論は許されてならないと指摘。人種差別撤廃条約がとくに公職にある者や公共機関に向けて人種的憎悪や人種差別の扇動を禁じていることに言及し、同条約を批准した日本が法的拘束を受けることを考慮すべきだと強調した。

朝鮮、オーストラリア
外交関係再開で合意/近く大使任命

 朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国とオーストラリア連邦間の外交関係再開に関する報道が8日、発表された。

 朝鮮政府とオーストラリア政府は自主権の相互尊重と内政不干渉、平等と互恵の原則から、両国間の親善協力関係を発展させるために中断されていた大使級外交関係を再開することで合意。報道は、双方が近日中に大使を任命することになると指摘した。

 【注】 朝鮮中央年鑑1976年版によると、朝鮮外交部(当時)は政府の委任により、オーストラリア政府と同国の駐朝大使館が非友好的な行動を取ったのと関連し、75年10月30日にキャンベラから朝鮮大使館を撤収、11月6日には駐朝オーストラリア大使館を追放していた。朝鮮中央通信によると、朝鮮が国交を結んでいる国はオーストラリアを含め142ヵ国。(朝鮮通信)

府予選で全階級制覇の快挙!
大阪朝高ボクシング部、インターハイ出場へ

 2000年度全国高等学校総合体育大会ボクシング競技大阪府予選が4月22、23、29日の3日間にかけて住吉区の浪速高校で行われ、大阪朝高のボクシング部が9つの全階級で優勝、インターハイへの出場権を手にした。

 全国大会予選での全階級制覇は、ボクシング激戦区の大阪で史上初めての快挙。

 優勝したのは、李明浩、禹泰秀、李光輝、李冽理、玄光浩、李宗樹、宋世博(以上高3)、趙顕焙、崔日領(高2)の9選手。朝高は、14人の出場選手中、13人が決勝戦に進み、4階級の決勝戦で朝高生同士が対戦するなど圧倒的な強さを見せつけた。

 同校ボクシング部は、8月1日から7日まで岐阜県多治見市で開かれるインターハイに、朝高選手だけで構成される大阪府代表として出場する。

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