現代史の偉大な出来事

金大中大統領と共に訪北した詩人・高銀さんの感想


 今回、金大中大統領と共に訪北した詩人の高銀さん(67歳、民族文学作家会議常任顧問)が15日、大韓毎日、朝鮮日報のインタビューに応じ、2泊3日間の感想を話した。以下にその内容を紹介する。

「統合文学読本」作成を提案

 金正日国防委員長の印象について、考えていた以上にまったく違った感を持った。言葉を遠回しに、かざらずに話す、その虚心坦懐な人間的風ぼうに見せられた。また、98年7月に15日間訪問した時と今では、感動も比較にならないほどまったく違う。今回は、民族の新しい時代を開く歴史的瞬間に参加できて感激で一杯だ。まさにウリ現代史の中で、最も偉大な出来事であった。

 南北間でこれまでにいくつかの合意が作成されたが、1つの 言語 だけが残っただけで、進展が見られなかった。が、今回採択された共同宣言は、空前の出来事だ。その変化は金正日国防委員長の選択による側面が大きい。

 14日の夜、金大中大統領が金正日国防委員長のため催した晩さん会で、私が「大同江の前で」という詩をろう読し雰囲気が盛りあがった。詩は朝に書いたもので、当初読む計画はなかったが、詩を書いたという事実を姜万吉教授(高麗大学)が話したので、急きょ読むことになった。

 15日、東明王陵にクンチョル(おじき)をした。高句麗を建てた高朱蒙(コ・ジュモン)がウリ始祖であり、同じ高氏であると思えばとても嬉しい。

 今回、社会民主党中央委員会の金永大委員長に、「統合文学読本」のようなものを作り、南北が共に学べる方途を提案した。読本を作る共同作業は、8.15離散家族相互訪問が成果をあげ、それによって信頼関係を結べば容易に成し得るであろう。

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