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若手台頭、意欲的な発表/第40回科協学術報告会
在日本朝鮮人科学技術協会(科協)第40回学術報告会が6月24日、横浜市の神奈川朝鮮初中高級学校で開かれ、171人の同胞科学者、技術者が参加した。 (1)数学 (2)物理学 (3)化学・材料 (4)生物・農学 (5)コンピューター (6)機械・自動化電子 (7)土木・建築――の7分科会で、計31編の意欲的な研究発表が行われた。また4つの特別講演に続いて全体会が開かれた。 参加者の7割を2〜30代の科学者、技術者が占めるなど、若手の台頭が目についた。 金永南委員長、ロ外相と会談 報道によると、ロシア外務省は6月30日、朝鮮の最高人民会議常任委員会の金永南委員長がモスクワでイワノフ・ロシア外相と会談した、と発表した。 7月中旬に予定されているプーチン大統領の初の朝鮮訪問に向けて議題などについて意見交換したと見られる。 朝鮮戦争時釜山市で、民間人数百人を虐殺 釡山市影島区のミニ公園の近隣で、1950年の朝鮮戦争勃発直後に民間人数百人が集団虐殺され、埋められた事実が住民の証言によって明らかになった。 6月30日、同区に住む住民らは、50年7月までに数百体の遺体が遺棄されているのを発見し、土をかぶせたなどと証言。「共産主義者と追及される心配からだれ一人、この問題を取り上げようとしなかった」と語った。 集団虐殺についてはこれまで、在野団体を中心に真相究明作業が行われてきたが、埋葬地が釡山の都心で確認されたのは今回が初めて。現地では、当局に対して虐殺指示者の究明や被害規模の調査を求める声が上がっている。ちなみに当局は数多くの証言がされていたにもかかわらず、事件を否認、関連文献も廃棄、公開していない。 国家保安法廃止を/アムネスティ アムネスティは同日発表した声明で、南北首脳会談で離散家族の再会、非転向長期囚問題の解決などに合意したのは歓迎すべきことだとしながらも、恒久的な平和定着と共存のためには表現と結社の自由が保障されるべきだと強調。国連の委員会などからもたびたび改正を求められている「国家保安法」7条(讃揚、鼓舞など)と10条(不告知罪)を問題条項としてあげた。 朝鮮のARF加盟実現で、タイ外務省代表団が訪朝 また別の報道によると、タイは「東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム」(ARF)の議長国で朝鮮のARF加盟が決まったことを受け、白南淳外相のタイ訪問を招請するという。 総聯鈴鹿支部 祝杯をあげるや待ち切れないとばかり同胞たちの歌と踊りが始まり、場内は終始賑わいを見せた。ある1世の民団同胞は涙を流しながら「指折り数えて待ちわびていた統一がもう遠くはない。みんな手をつなごう」と話していた。 ビデオ上映に続いて3人が発言した後、焼き肉を囲み、平壌焼酎と真露をミックスした「統一焼酎」を酌み交わした。最後は参加者全員で「われらの願い」を合唱した。 参加者らは焼き肉をつつきながら21世紀の民族の運命、展望について希望を込めて熱く語り合った。 福岡・水巻分会 参加者らは女性たちが心を込めて作った料理を食べながら、統一の話に花を咲かせた。とくに今後、統一のために分会として何ができるかについて熱く語りあった。 |