あの時、このひと言


  「生まれたばかりの子供を置いてちょっと出かけてくるつもりだったのに、いつの間にか50年が経っていた。1度も見たことのない孫をいちばん見たい」

(南朝鮮・光州で暮らす非転向長期囚、金永泰さん=70)

  「独房にぶちこまれて希望もなく、飢えて息絶えていった同僚たちをただ見殺しにするしかなかった34年2ヵ月の獄中生活が一番つらかった」

(同じく大田で暮らす咸世煥さん=69。共に南北赤十字会談の合意により、9月初めに故郷へ帰還できるという報に接して)

     ◇        ◇

 「できれば2001年、遅くとも2002年まで国交を樹立したい」

(3日、東京で結成された日朝国交促進国民協会の会長に就任した村山富市元首相。同日、第1回理事会の後に行われた記者会見で)

     ◇        ◇

 「こんなに短期間で回復の方向へと戻した国は珍しい。が、それはまだ安定的なものではない。継続的な人道支援が必要だ」

(ユニセフ朝鮮現地代表のディラワール・アリ・カーン氏。2日、東京で行われた朝鮮人道支援国際NGO会議公開シンポジウムでの発言から)

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