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朝鮮、フィリピンと国交樹立/伊、豪に次いで3ヵ国目 平壌13日発朝鮮中央通信によると、朝鮮とフィリピンの外交関係樹立に関する共同コミュニケが12日、マニラで発表された。 共同コミュニケは次の通り。 朝鮮民主主義人民共和国政府とフィリピン共和国政府は、国連憲章の諸原則と国内法、国家主権、領土保全に対する尊重、両国が締約国となっている国際協定に対する相互尊重、諸国家の内政不干渉、平等と相互尊重など普遍化された国際法的諸原則に基づき、両国間に親善協調関係を発展させることを公約しつつ、この共同コミュニケに署名した日から両国の間に大使級外交関係を樹立することで合意した。 朝鮮の趙仁徹駐タイ大使とフィリピンのシアゾン外相が署名した。朝鮮が国交を結んだ国はこれで143ヵ国。今年に入っては、1月のイタリア、5月のオーストラリア(国交再開)に次いで3ヵ国目。(朝鮮通信) 駐朝国連機関・NGOメンバーらが干ばつ被害を視察 朝鮮中央通信によると、人道支援活動 朝鮮各地では今年、観測史上最も深刻な干ばつと異常高温現象が続いており、農作物などに深刻な影響が出ている。5月半ばからはほとんど雨が降っておらず、1〜6月の降水量は例年の約半分ほどだ。なお現在、平壌には6つの国連機関、世界の8つのNGOから40余人、国連・世界食糧計画からは100余人が駐在し、各地で食糧など物資の配給やモニタリング、様々な協力活動を行っている。 不二越訴訟和解/未払賃金、強制連行は否定 日本の植民地支配時に強制労働させられた南朝鮮の元女子挺身(ていしん)隊員らが、雇用先の機械メーカー「不二越」(富山市)に、未払賃金や損害賠償計約2000万円の支払いと謝罪を求めていた訴訟で、原告、被告双方が11日、最高裁第1小法廷で和解した。約60件起こされた一連の戦後補償裁判で和解成立は3件目。最高裁では初めてで訴訟から約8年ぶり。 訴えていたのは、南朝鮮在住の李鐘淑さん(68)、崔福年さん(69)高徳煥さん(77)の3人。「女学校に通えてお金ももらえる」などと騙され、43年から44年にかけて日本で強制労働を強いられた。 和解内容は不二越側が原告3人を含め、米国で訴訟を準備していた関係者ら計8人と「太平洋戦争韓国人犠牲者遺族会」に総額300万円〜4000万円の解決金を支払うというもの。しかし、不二越側は未払賃金や強制連行の事実は否定した。 劇薬、漢江に垂れ流す/駐南米軍に市民ら反発 緑色連合は、基地の下請け工事従事者の目撃証言により確認されたとして、現場写真や空瓶などの証拠を示し、「今回の事件を単純な一過性のミスとみなさない」と強調。◇薬品を捨てた責任者の処罰 ◇駐南米軍司令官の謝罪 ◇「駐韓米軍地位に関する協定」(SOFA)に環境関連規定を明示――などを求めた。 会見した団体などは14日、龍山基地の前で、駐南朝鮮米軍を糾弾し、SOFAの全面改定を求める大会を開いた。また同日、米軍側も事実を認め公表した。 ホルムアルデヒドは少量で人体に致命的な影響を与える劇薬。駐南米軍も毒劇物廃棄規定で、処理施設のある沖縄基地に移送して処理すると決めている。 金剛山ミネラル・ウォーター、8・15前後に米に上陸 14日、「大韓貿易投資振興公社」(KOTRA)の発表によると、ロサンゼルスの在米僑胞企業「R&Rエンタープライズ」が輸入、販売する予定。先月の米国の対朝鮮経済制裁解除以降、米国に輸入される初めての朝鮮商品となる。 同社のアン・ビョンホン社長(50)は、売上の1%を積み立て、朝鮮の人民学校児童に教育機材を送る計画も明らかにした。 |