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朝鮮人強制連行調査 全同胞1世から聞き取り

「関東編2」の編集会議 来年末の出版めざす

 「朝鮮人強制連行調査の記録関東編2」(東京、西東京、埼玉、栃木、群馬、茨城)の編集会議が11月24日、東京・文京区の東京朝鮮会館で行われ、朝・日合同による同地域の朝鮮人強制連行真相調査団メンバーらが参加した。(関連記事)

 会議では、現地調査や同胞1世の聞き取り調査など各地の現状が報告された後、今後の調査と編集方向について討議し、朝・日友好の土台を築き、在日同胞の権利を擁護していく視点から取り組んでいくことが強調された。とくに、聞き取り調査の場合、強制連行者に限らず女性を含むすべての同胞1世を対象に行い、移動過程(どのような状況の中で誰に言われて渡日するようになったのかなど)や労働の実態をより明確にし、女性の場合、当時の生活を通じて差別問題を浮き彫りにしていく必要性が指摘された。また軍需工場での強制労働などの歴史についても掘り起こしていく重要性も強調された。

 なお「関東編2」は、来年6月出版予定の「関東編1」(神奈川、千葉、山梨)に続いて、同年末を目標に出版される予定。

豊かな同胞社会を

岡山県倉敷青商会結成

 岡山県倉敷青年商工会の結成の集いが11月15日、倉敷市内の焼肉店「香洛園」で行われ、27人が参加した。

 結成の集いでは役員が選出され、初代会長に李賢一氏(41)が選ばれた。李会長があいさつし、「倉敷には県内唯一の朝鮮学校があり、1世、2世たちはその学校と総聯組織の発展に尽くしてきたが、これからは青商会世代がそれを受け継ぎ発展させていこう」と呼びかけた。

 同青商会では今後、青商会世代のネットワークを広げ、仕事や家庭などで生じるさまざまな悩みを語り合える会、豊かな地域同胞社会を築いてくために、@新婚が多い30代前半の同胞青年をターゲットにした会員の拡大A知識向上のための各種講演会や学習会Bゴルフやスキー、家族で集えるイベント――などを行っていく予定だ。

スウェーデン特別使節団など訪朝

 スウェーデン特別使節団(団長=リュングレン外務省政治総局副総局長)と朝鮮半島エネルギー開発機構のカートマン事務局長一行がそれぞれ1日、空路平壌に到着した。

 また、モスクワ市代表団(団長=ムジカンスキ広報・社会政策相)も11月27日、空路平壌に到着した。(朝鮮通信)

「生産で新しい高揚」

羅南企業所で集会

 金正日総書記の現地指導(8月)の内容を貫徹し、生産で新しい高揚を起こすための決起集会が11月23日、羅南炭鉱機械連合企業所(咸鏡北道)で行われた。総書記は、同企業所の労働者、技術者たちが協力し合い、大衆的な技術革新運動を繰り広げ短期間に特注設備を生産したことを評価。全国の労働者たちが見習うべきモデルだと強調した。

 集会では「新しい創造と革新の炎を全国に波及させるための旗手、先鋒隊」となる決意が披露され、全国の労働者と農業勤労者に送るアピールを採択。一方、労働新聞22日付社説は「金正日総書記が羅南で点じた烽火は全党、全国、全民を新世紀の強盛復興をめざす総進撃へと呼ぶ新たな飛躍と革新の烽火」と強調した。(朝鮮通信)

平壌とカトマンズ市、 親善都市に

 平壌市とネパールの首都カトマンズ市間の親善都市関係設定に関する議定書が11月21日、カトマンズ市庁で調印された。調印式でカトマンズ市長は、平壌市との友好・協力関係を強化発展させたいと語った。(朝鮮通信)

私学並の助成金を

神奈川学父母ら3万7000人分の署名提出

 禹載星・神奈川朝鮮初中高級学校校長をはじめとする同校の学父母、生徒代表ら12人は11月20日、朝鮮学校に対する教育助成金の増額を求める3万6874人分の署名を岡崎洋・神奈川県知事あてに提出した。総聯神奈川県本部は、神奈川中高(神奈川初中高の前身)が創立50周年を迎えたことに際し、今年4月から署名運動を進めてきた。

 県庁を訪れ伊藤文保筆頭副知事に会った代表らは、昨年7月以来3度にわたって助成金の増額と老朽化した施設の補助を求めてきたにも関わらず、何の進展もないと指摘しながら、@私立学校並みの教育助成A現在支給されている助成金の増額B校舎補修修理費の助成――を求めた県知事あての要望書を提出した。【神奈川支局】

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