同胞結婚相談所通じ昨年216人がゴールイン
コンピューター・マッチングシステム、新たに4ヵ所に設置
「在日同胞の民族結婚への想いを受け継ぎ、花開かせたい」――をモットーに同胞の結婚を数多く成就させてきた同胞結婚相談所。各地の相談所を通じた昨年の成婚者数は216人に達する。各相談所では今年も、コンピューター・マッチングシステム、出逢いのパーティーなどを通じて、少しでも多くの出逢いの場を提供したいと意気込んでいる。
ホームページ通じ幅広い層網羅 同胞結婚相談中央センター(東京・白山)によると、昨年の「チョンシル・ホンシル」登録者数は967人で、開設以来累計すれば1万387人となる。 「チョンシル・ホンシル」に登録すれば、結婚相談所の会員として、コンピューター・マッチングシステムを通じて「理想の相手」の紹介などが受けられる。出逢いのパーティーなどの会員割引など、特典も多い。 昨年、コンピューター・マッチングシステムをよりバージョンアップさせるとともに、各地方の相談所間の情報交換が活発化し、連携が強まった。とくに関東と中部、近畿では互いに連絡を密に取り合いながら、より幅広い対象を紹介できるよう務めてきた。その結果、紹介件数は全国で1万240にのぼった。見合い者数は1658人。 こうして昨年は、216人が結婚相談所を通じてゴールインした。 「ホームページを通じて結婚相談所の存在を知ったり、出逢いのパーティー参加者が増えたのも特徴。今まで相談所との接触がなかった民団や総聯組織に属さない人まで幅広く網羅できた」と、同胞結婚相談中央センターの李洋成事務局長は語る。昨年だけでも7万件のアクセスがあった。 実際、昨年6月に東京で行われた出逢いのパーティーに参加した男性のように、ホームページを通じて民族結婚のための出逢いの場があることを知った人もいる。「緊張したが、ステキな同胞女性と出会えて本当にうれしい。参加してよかった」との感想を寄せた。 出逢いのパーティーは18回予定 今年、各地の同胞結婚相談所では、お見合い事業と出逢いのパーティーの2本柱を中心に活動を繰り広げる。それに加えて、コンピューター・マッチングシステムの設置箇所を増やし、よりバージョンアップした態勢で臨む。 今回新たに設置されるのは、神奈川、埼玉、西東京、三重の4カ所。これまでの中央センター、福島、東京、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、福岡の9カ所に加え、計13カ所へとネットワークが広がる。 2月中に設置の予定で、「地域が広がることで、より幅広い対象の中から選ぶことが可能になる」(李事務局長)。 出逢いのパーティーは3月2日の東京大飯店(中央センター主催)を皮切りに、現在のところ18回開かれる予定だ。(日程は別表) 中でも4月末に開催予定の「瀬戸の花嫁ツアー」は、中・四国に来てくれるお嫁さん探し。昨年、チョンシル・ホンシル福島主催により紅葉の裏磐梯で開催された「ふれあいツアーin 五色沼」が好評を博しただけに、各地相談所では趣向をこらした出逢いの場を企画している。 ◇ ◇ 問い合わせは同胞結婚相談中央センター(TEL 03・3818・7001、FAX 03・3813・4214)まで。ホームページ(http://www.kyoron.net)にアクセスすれば、詳細な情報が手に入る。(社会欄に関連記事) 2002年出逢いのパーティー予定表
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