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総聯、民団がバックアプ

京都・エルファ 宇治・ウトロにデイサービス施設「ハナマダン」開設

 同胞高齢者向け介護サービスを行っている京都コリアン生活センター「エルファ」(鄭禧淳所長)が宇治市・ウトロにある京都・南山城同胞生活相談綜合センター1階に分室「ハナマダン南京都」を開設した。

 昨年3月、京都市南区にデイサービス施設を開設したエルファ。訪問介護を含め利用者は100人を超える。このたびの開設は南京都地域の利用者のニーズに応えるためのもので、総聯南山城支部、民団南京都支部の協力のもと、準備を進めてきた。

 14日に行われた開設祝賀会は金学福・総聯南山城支部委員長、民団南京都支部の李基安団長、崔忠植議長、岡野英二・宇治市社会福祉協議会事務局長、地元の1世同胞らでにぎわった。

 あいさつをした鄭所長は、6.15共同宣言2周年を迎える時期、総聯と民団が1世のための活動にともに取り組むことになったのは「本当に意義深いこと」と語った。

 今年に入って夫をなくした田丁年さん(79)は、「年寄りのための施設を作ってくれるなんて。みんなに会えると思うとうれしい」と目を細めていた。営業は21日からの毎週火、金。

6.15宣言の貫徹を

民族統一大祝典が閉幕

 14日から金剛山で開かれた6.15共同宣言発表周年記念民族統一大祝典が15日、閉幕した。

 同日、自主統一を実現する道で連帯と団結をさらに強化するための北南階層別対話などの行事が行われた。対面には祖国統一汎民族連合北側本部、朝鮮職業総同盟、「6.15南北共同宣言実現と韓半島平和のための統一連帯」、民族和解協力汎国民協議会、7大宗教を始めとする社会団体代表が参加した。

 閉幕式では7000万同胞に送るアピールが採択され、「心から国を愛し、民族を尊び、統一を願う人なら、こぞって6.15共同宣言を熱烈に支持し重んじ、貫徹する偉業に力と知恵、情熱と努力の限りを尽くすべきだ」と強調した(祝典現地レポートアピール全文)。

汎民連南側本部などを不許可、南当局を非難

 南朝鮮当局が汎民連南側本部、「韓国大学総学生会連合」の参加を不許可にしたことに対し、祝典北側準備委員会スポークスマンは14日、談話を発表。「6.15共同宣言を否定し、統一愛国運動を抹殺しようとする分裂主義的下心をあらわにするものだ」と非難した。また、海外同胞代表団も同日、「共同宣言の精神に根本的に背くもの」との声明を発表した。(朝鮮通信)

朝中両政府、海上運輸協定に調印

 朝鮮と中国両政府間の海上運輸協定が14日、平壌で調印された。調印式には金英逸陸海運相ら関係者と中国交通省代表団(団長=胡希捷次官)メンバー、武東和駐朝中国大使が参加。羅東煕陸海運省参謀長と胡次官が協定文にサインした。
(朝鮮通信)

崔泓煕総裁死去

平壌で社会葬

 15日、84歳で死去した崔泓煕国際跆拳道連盟総裁の葬儀が17日、平壌で社会葬として行われた。崔泰福、金仲麟、金容淳、金永大、柳美英氏ら14人からなる葬儀委員会メンバー、故人の遺族、親せき、祖国に滞在中の海外同胞が参列した。

 同氏は1918年11月9日、咸鏡北道花台郡竜原里生まれ。解放後、南朝鮮軍部の要職につき、55年4月に民族武道であるテコンドーを初めて作り上げ、世界に普及させるために66年3月、国際跆拳道連盟を結成。72年、テコンドーを軍事ファッショ統治に利用しようとしたことに抗しカナダに亡命。「カナダ祖国統一会」「倍達民族会」などを組織し、同胞新聞「倍達新報」の発行人として海外同胞を祖国統一のたたかいへと呼びかけるうえで寄与した。この間、数度にわたり祖国を訪問、金日成主席と金正日総書記と会見。愛国衷情の道を歩んだ。

 総書記は16日、深い哀悼の意を表して故人の霊前に花輪を送った。(朝鮮通信)

南朝鮮、W杯8強の快挙

 18日、大田で行われたW杯決勝トーナメント1回戦で南朝鮮が優勝候補のイタリアを延長の末、2―1で破り、アジア勢として1966年のイングランド大会での朝鮮以来、36年ぶりに8強に入る快挙を成し遂げた。

 前半18分、左からのコーナーキックをビエリに押し込まれ先制を許した南朝鮮は後半43分、イタリアの固い守備をかいくぐって薛g鉉が起死回生のゴールを決め同点に追いついた。そして延長後半12分、左からのクロスを安貞桓がヘッドで決勝点を挙げた。

 「ポルトガル、イタリアと優勝候補を葬った実力は、もはや勢いだけでは片付けられない」(デイリースポーツ19日付)南朝鮮。準々決勝の相手はこれまた優勝候補のスペインで、22日に光州で行われる。

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