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石原都知事は暴言撤回を

総聯東京都本部代表ら抗議文提出

 総聯東京都本部代表は20日、石原慎太郎東京都知事が「ニューズウィーク日本版」誌上で朝鮮を敵視する暴言を吐いた問題と関連し、都庁を訪れ発言の撤回と謝罪を求める金守埴委員長名の抗議文を提出した。

 石原都知事は同誌6月19日号で「(北朝鮮にら致された日本人を)私が総理だったら北朝鮮と戦争してでも取り返す」と発言した。

 席上、同本部の金昌男常任顧問、李泰栄国際部長らは、就任当初から朝鮮民主主義人民共和国や在日外国人に対する誹ぼう中傷の限りを尽くしてきた都知事が戦争発言まで行った事実を見過ごすことができないと指摘。朝鮮を敵視し、戦争を肯定する都知事の暴言は、「朝・日の友好を育もうと日夜努力してきた両国国民の善意にくさびを打ち込むもの」と非難、発言の撤回と謝罪を求めた。

 応対した知事本部の大橋久夫参事、中村信一知事秘書は抗議内容を都知事に伝えると約束した。

情報の共有・交換、今後も幅広い交流を

茨城 国際シンポジウム「コリアの自然史は今」

 朝鮮半島と日本の自然史研究にかんする学術交流国際シンポジウム「コリアの自然史は今―自然史研究の現状と課題」が16日、茨城県のミュージアムパーク茨城県自然博物館で行われ、100余人が参加した(社会欄に記事)

 シンポジウムでは、1部「野生生物の現状」、2部「自然史研究への取り組み」、3部「野生生物保全への取り組み」の3つに分けて合計17編の研究発表が行われ、最後に総合討論「自然史研究と保全に向けての協力体制の構築」が行われた。

 日本鳥類学会会長の樋口広芳東大教授や「韓国自然史博物館研究協会」のリ・ビョンフン会長、朝鮮を主な生息地とするクロツラヘラサギ研究の第1人者、朝鮮大学校の鄭鐘烈教育学部長らが研究発表を行った。また学生として唯一、朝鮮大学校教育学部2年の韓昌道さんが発表した。

 シンポジウムを主催した同博物館の中川志郎館長は、「朝鮮半島における自然史情報を共有することができた。東アジアの自然史を研究するうえでの大きな成果を収めたと思う。今後もこうした幅広い交流を続けていきたい」と語っていた。

金永南委員長、海外同胞芸能人と会見

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は18日、平壌大劇場で6.15共同宣言発表2周年記念民族統一大祝典に参加した海外同胞芸能人と会見した。康能洙文化相、金有号海外同胞迎接局局長ら関係者が同席した。海外同胞芸能人による公演も行われた。また同日、金正日総書記が催した宴会が万寿台芸術劇場で行われ、海外同胞芸能人とともに朝鮮労働党の金容淳書記らが参加した。(朝鮮通信)

英女王に祝電

 金委員長は11日、公式誕生記念日を迎える英国のエリザベス女王に祝電を送り、健康と幸福を祈った。また国交樹立後、良好に発展している両国関係がさらに拡大、発展するものとの確信を表明した。(朝鮮通信)

朝大・講座長に地理学学士学位授与

 朝鮮大学校(東京・小平市)歴史地理学部講座長の安哲昊氏に地理学学士学位が贈られ18日、万寿台議事堂で授与式が行われた。趙昌徳・国家学位学職授与委員会委員長(副総理)と姜春琴書記長らが参加した。授与委員会の決定によると、アジア発展途上諸国での都市化問題を科学理論的に体系化することに寄与したことが評価された。(朝鮮通信)

往来ニュース

 19日 朝鮮労働党親善代表団(団長=高仁旭黄海北道委員会書記)が訪中、朝鮮宗教人協議会代表団(団長=張在彦同会会長)がインドネシアでのアジア宗教平和大会第6回総会出席のため平壌を出発。
 18日 世界大学総長協会第13回年次大会出席のため大学総長代表団(団長=洪瑞憲金策工業総合大学総長)が平壌を出発。中国共産党北京市委員会代表団(団長=蒋効愚同委員会宣伝局長)、ベトナム建築家代表団(団長=ルエン委員長)がそれぞれ平壌に到着。
 17日 中国吉林省延辺朝鮮族自治州親善代表団が平壌到着。(朝鮮通信)

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