9月に平壌で国際技術インフラ展

朝鮮国際展覧社、ミュンヘン国際博覧グループが主催


初の試みに大きな関心

 9月17日から4日間、朝鮮・平壌で「平壌国際技術・インフラ展示会」が開かれる。朝鮮国際展覧社とドイツのミュンヘン国際博覧グループが主催するもので、技術・インフラ分野は初めての試み。

 ミュンヘン国際博覧グループは、国際的な展示会やイベントなどのマネージメント活動において、世界的に活躍している有数の巨大企業。

 一方、朝鮮国際展覧社は、朝鮮での展示会事業の中心的な役割を果たしており、これまで300回を越える展示会を開催し、海外の国際行事にも参加。最近ではヨーロッパ、とくにドイツの展示会などにも積極的に参加している。

 朝鮮とEU(欧州連合)は昨年5月に国交を樹立。また同月、非公式外相会議で金融、エネルギー面での技術支援を約束した。同年9月には、朝鮮貿易省の代表がドイツを訪問し、朝独経済委員会を開催。両国間の電力、鉄道、輸送、通信、展示会事業など10項目の相互協力措置について議論し、中でもとくに電力、輸送、通信などのインフラ部門に関して話題が集中したという。

 展示会には、朝鮮とEU加盟国をはじめ、日本、中国、ロシア、シンガポール、オーストラリア、米国、中南米諸国などが参加する。展示品目は、建築資材および設備、鉱山設備および技術、エネルギーおよび環境分野、運送および物流、通信およびIT技術、農業設備および技術、製造設備および機械類(繊維、飲食料、印刷・包装設備、化学・医薬用品および技術、その他軽工業)など。

 また、今展示会に関してはすでにインターネットを通じた宣伝・募集活動が活発に行われている。ミュンヘン国際博覧グループをはじめ、展示会のバックアップを行っている在韓EU商工会議所では、それぞれ展示会のウェブサイトを制作・運営し、展示会の告知を行っている。在韓EU商工会議所のサイトでは同展示会への出店募集も受け付けている。

 ミュンヘン国際博覧グループ(英語と中国語)=http://www.pyongyang-itie.com/

 在韓EU商工会議所(ハングル語と英語)=http://www.eucck.org/frame/kor html/ex itie.html

海外PRセンター、日本からの視察団募集中

 東京・渋谷にある海外取材PRセンターでは、9月に平壌で開催される「平壌国際技術・インフラ展示会」視察及び平壌経済視察団メンバーを募集している。

 9月18日(土)から25日(水)まで7泊8日の日程で、同展示会をはじめ、朝鮮コンピュータセンター、南山丘情報センター、朝鮮長生貿易総会社、朝鮮大聖第二貿易会社、朝鮮清雲山貿易会社、南浦自動車工場(未定)などを視察する。また朝鮮貿易省主催のビジネス懇談会も予定。

 関空発着、瀋陽経由で、空路平壌入りする。定員10人(満たない場合は延期)。参加費は後日案内。参加締め切りは16日(金)まで。申し込みは海外取材PRセンターのホームページ(http://www.dprknta.com/business/shisatsu/)から。問い合わせは同センター・朝鮮国家観光総局日本代理連絡事務所(TEL 03・3377・4365)まで。

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