祖平統スポークスマン 人工衛星打ち上げ 「『制裁』発言は自殺行為」 |
祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは2月26日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、南朝鮮の保守当局が北側の人工衛星打ち上げ準備に対して「言い掛かりをつけ、『挑発』『制裁』『対応攻撃』などと好戦的な発言を吐いている」と非難した。 北側の衛星打ち上げ準備の動きに関して南朝鮮の合同参謀本部議長は、北側が「声東撃西(東に声して西を撃つ)式の挑発」を行う可能性があるとして「膺懲」と「即刻対応」を叫び、国防部長官は「迎撃」「発射地点攻撃」について言及した。外交通商部長官も国連決議に基づく「制裁」の可能性に言及した。 祖平統スポークスマンはこれらの発言を「対決に狂った者らの笑止千万な妄言、間抜けで愚鈍な自殺行為」だと非難した。 また、現在の北南関係悪化と軍事的緊張が「李明博一味によってもたらされた」にもかかわらず、「南側が北側に好戦的な妄言を吐いていることこそ言語道断」だと指摘した。さらに、「わが民族の誇り、誉れであり、全同胞の大きな喜び」である同族の衛星打ち上げに言い掛かりをつけるのは、「南朝鮮当局の対決狂気を如実に示すもの」だと断じた。 同スポークスマンは、人工衛星打ち上げについて「国際的に公認された朝鮮の自主的な権利である」と、その正当性をあらためて主張、今回の打ち上げ準備は「国家宇宙開発展望計画に従って行われるさまざまな衛星打ち上げ事業の一環」だと明らかにした。また、打ち上げが成功すれば、「われわれの宇宙科学技術は強盛大国の頂に向かってさらに一歩大きく前進することになり、人類共同の富である宇宙の平和利用に大きく寄与する」と意義を強調した。 最後にスポークスマンは、北側が「制裁」や「迎撃」「対応攻撃」のいずれにも備えており、「われわれの尊厳を少しでも傷つけるなら、挑発者はもちろん、その牙城もろとも焦土と化すだろう」と警告した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2009.3.2] |