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〈最高人民会議代議員選挙〉 祝賀ムードの平壌 強盛大国建設に拍車

「賛成投票は団結の表れ」
 

当選して市民の祝福を受ける代議員(第32号選挙区で)

 8日、朝鮮各地で最高人民会議第12期代議員選挙が行われた。選挙当日の様子を伝える。

 朝鮮で代議員選挙は人民政権を強化し、社会主義制度を強固なものにする機会として受け止められている。

 とくに今回の選挙は、2012年に「強盛大国の大門」を開くという目標の下、経済など各分野での取り組みに拍車をかけるきっかけとなったようだ。

 昨年12月24日、総書記が千里馬製鋼連合企業所を視察、新たな「革命的大高揚の烽火」をあげた。今年1月には最高人民会議代議員選挙の実施に関する公報が出された。

 国内メディアが今回の選挙を「高い政治的熱意と輝かしい成果で迎える」ことを呼びかける中で、総書記を代議員候補者として登録する作業も行われた。

 一方、選挙前には朝鮮宇宙空間技術委員会スポークスマンが「試験通信衛星発射を準備中」だと明らかにし、強盛大国建設に取り組んでいる人びとを奮い立たせた。
 

選挙会場で投票用紙を受け取る有権者 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 各地の選挙区では人民軍軍人、労働者、農民、知識人らが代議員候補に登録された。

 投票日は、有権者全員が各選挙区で推薦された候補者たちに「賛成の一票」「愛国の一票」を投じる日だ。

 候補者に100%の賛成票を投じることで、指導者の周りに一致団結した姿と、人民政権の強固さを内外に示すことになるという。

 また、選挙は一種の「お祭り」でもある。投票日当日、街は国旗と赤旗で飾られ、選挙会場は早朝から正装の有権者たちで普段とは違う活気にあふれた。

 人びとは投票を終えると、軽快なリズムに合わせた歌と踊りに興じ、選挙会場の雰囲気を盛り上げた。 今回の選挙には海外滞在者や遠洋漁業従事者らを除く、選挙者名簿に登録された全有権者が投票に参加した。病人や高齢者など投票会場へ出向けない人びとは移動投票箱に投票した。

 一方、この日は3・8国際婦人デーでもあった。投票を終えた女性有権者らはレストランや野外などで楽しいひと時を過ごした。【平壌支局】

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[朝鮮新報 2009.3.13]