〈2010年W杯アジア地区最終予選〉 朝鮮代表、W杯出場 44年ぶりの快挙 |
安英学、鄭大世 在日同胞選手も活躍
FIFA(国際サッカー連盟)2010年W杯南アフリカ大会アジア地区最終予選第8戦が17日、各地で行われた。朝鮮代表はアウェーでサウジアラビアと対戦し、0−0で引き分けた。その結果、グループBで2位となり(勝ち点12)、1966年のイングランド大会以来44年ぶり2回目の本大会出場を決めた。 朝鮮は序盤からGKリ・ミョングク選手を中心に固い守備を展開。また、守備から攻撃への早い移行を主導したMFの安英学選手や好機を逃すことなく相手ゴールを脅かし、試合の流れを引き寄せたFWの鄭大世選手らも活躍した。 試合終了のホイッスルが鳴り、本大会出場が決まると、朝鮮選手らはキム・ジョンフン監督、金光浩コーチ(在日本朝鮮人蹴球協会副会長)らとともに抱き合い、歓喜の涙を流した。 監督や選手、チーム関係者らは、「祖国で強盛大国建設における確固たる展望を開くための『150日闘争』が繰り広げられている時期に、44年ぶりのW杯出場を決めたことで、朝鮮人民と日本をはじめとする海外同胞に喜びを与えられたことが、なによりも良かったし、ほんとうにうれしい。朝鮮サッカーへの関心がさらに高まっていくと期待している」と異口同音に述べていた。 なお、本大会組み分け抽選会は12月4日、南アフリカのケープタウンで行われる予定。(李東浩記者) [朝鮮新報 2009.6.19] |