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東海、西海線鉄道・道路連結

金剛山、開城で着工式

 東海線、西海線鉄道および道路連結のための着工式が18日、高城郡の金剛山青年駅と開城駅でそれぞれ同時に行われた。

 東海線着工式には洪成南内閣総理、朴南基国家計画委員長、金容三鉄道相、安京浩祖国平和統一委員会副委員長、金ンセ星北南閣僚級会談北側団長、高宗徳江原道人民委員会委員長ら関係者と、カルロフ駐朝ロシア大使を初めとするロシアの賓客、金剛山に滞在中の金潤圭「現代峨山」社長一行が参加した。

 西海線着工式には、郭範基副総理、張日相国土環境保護相、朴昌蓮北南経済協力推進委員会北側委員長(国家計画委員会第1副委員長)が参加した。

 着工式では金鉄道相と張国土環境保護相がそれぞれ演説し、全朝鮮民族と世界の関心が集まっている東海戦と西海線鉄道および道路連結工事を最短期間内に完工し、1日も早く統一列車の汽笛が三千里江山に響き渡るようにしようと強調した。

 つづいて、カルロフ大使が祝賀演説をし、今回の事業は朝鮮半島はもとよりアジア太平洋地域の平和と安全保障に大きく寄与するばかりか、全朝鮮民族の念願である祖国統一に向けた現実的な前進になると指摘した。

演説後、着工の鍬入れが行われた。(朝鮮通信)

北南間の各会議開く

離散家族・親せきも再会

 第7回北南閣僚級会談の合意により、金剛山観光活性化のための第2回北南当局会談が10〜12日まで金剛山で開かれた。会談では、観光活性化のための実務的な問題の協議が行われた。

 また、第5回北南離散家族・親せき再会(=関連記事)が13〜18日まで金剛山、第6回北南軍事実務会談が14、15の両日に板門店(=詳報)、北南鉄道・道路連結分科第1回会議が13〜17日まで、金剛山(=合意書全文)で開かれた。(朝鮮通信)

KBS交響楽団が平壌入り、国会副議長ら同行

 北側の民族和解協議会の招待で16日、韓国放送公社(KBS)交響楽団(団長=姜大永副社長。金台植国会副議長、朴在圭元統一部長官ら国会議員を含む)が平壌に到着した。空港で安京浩祖国平和統一委員会書記局長、全今振内閣参事、宋錫煥文化次官、李種革朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長、楊時雲朝鮮中央放送委員会副委員長、民族和解協議会メンバー、関係者が一行を出迎えた。

 空港で姜団長と金副議長が到着声明を発表し、それぞれ「今回の公演を通じて南北の和解と協力がいっそう発展するよう希望する」「訪問期間、真しな対話を通じて多角的な政治家交流と南北国民の多様な交流・協力問題を論議できるよう期待している」と指摘した。同日夕、民族和解協議会は交響楽団一行のために宴会を催した。

 一方14日、南側テコンドー師範団(=関連記事)が平壌入りした。(朝鮮通信)

第8回非同盟・平壌映画祝祭が閉幕

 第8回非同盟・その他発展途上諸国の平壌映画祝祭が13日、閉幕した。

 同日、平壌国際映画館で閉幕式が行われ、洪成南総理と康能洙・祝祭組織委員会委員長(文化相)ら関係者、名誉ゲストのペジェシク・イラン文化次官一行と各国代表団、代表、総聯代表団が出席。駐朝各国の外交代表らが招かれた。

 閉幕式では、出品された映画に対する審査結果が発表され、各賞が授与された。  
 内閣は同日夕、人民文化宮殿で交歓会を催した。(朝鮮通信)

京都第1初級、幼稚班、チャンダンノリなど披露

在日同胞敬老の日

 在日朝鮮同胞敬老の日(15日)に際し14日、京都朝鮮第1初級学校附属幼稚班の園児らが27人のハラボジ、ハルモニを招待して歌やチャンダンノリなどを披露した。

 集いではまず、色鮮やかなパジチョゴリやチマ・チョゴリをまとった30数人の園児らが「ハラボジ、ハルモニ、チャルオショッスムミダ(ようこそいらっしゃいました)」と述べながら、クンジョル(民族式の礼)をした。つづいて「ハラボジ、ハルモニ、チャンスハセヨ(長生きして下さい)」や「肩たたきのうた」などの歌を披露。実際に園児らが肩をたたくと参加者らはひときわニッコリ。また「故郷の春」をミュージックベルで演奏するなど、クラス別の小公演も行われた。4人の子どもを同校に通わせ、現在は孫が幼稚班に通うという朴孝賢さん(65、南区在住)は、「民族的な情緒を身に付けられるのはウリ幼稚班でしかできない」と涙を流しながら孫の姿を見守っていた。

外国人学校卒業生に受験資格を

京大・同和人権委員会、総長に報告書提出へ

 京都大学(京都市左京区)の同和・人権問題委員会(委員長=山崎高哉・教育学部教授)は13日、朝鮮学校やインターナショナルスクールなど外国人学校卒業生に受験資格を認めることを求める長尾真総長あての報告書をまとめた。近日中に提出されるという。

 今後大学として受験資格を認めるためには、最高決議機関の評議会や、入試問題を扱う専門委員会の決定が必要になる。

 公私立大学の過半数が外国人学校卒業生の受験資格を認めているなか、国立大学は「認めない」とする文部科学省の立場を踏襲し、一切門戸を開いていない。その点、京大内の一機関が受験資格を認めるべきとの意思表示をしたのは注目に値する。

 同大の大学情報課によると、外国人学校卒業生の受験資格の検討を始めたのは4年前だという。

 京大は国立大の中でも受験資格を求める運動が活発に行われてきた。94年12月、国立大学で初めて朝・日学生らによる「民族学校出身者の京大への受験資格を求める連絡協議会」(民受連)が結成され、講演会や集会、署名運動、大学の各関係者との交渉、ほかの国立大学生への呼びかけなどを行い、世論の高まりに寄与した。

 95年には、当時京大生だった民受連メンバーの金海永さんが国連人権委員会に赴き、日本政府の差別の不当性を訴えた。また、大学内の教職員、学生から2000人を超える署名を集め、2度にわたり要望書とともに総長に提出している。

 また、教職員ら40余人も97年10月に「考える会」を結成し、総長に要望書を提出している。

過去清算の必要性訴え山口でアジアシンポ報告会

 「過去の清算を求めるアジア地域シンポジウム報告 講演会―平壌からの告発」(主催=山口県朝鮮人強制連行真相調査団、共催=自治労山口県本部)が7日、山口市の防長青年館パルトピア山口で開かれ、約100人が参加した。

 講演会では、フォトジャーナリストの伊藤孝司氏がこれまで約10回の訪朝、通算百数十日間にわたる滞在期間に取材し撮影した強制連行被害者、元「従軍慰安婦」被害者らの写真をスライド上映で紹介。悲惨な体験を説明しながら、過去の清算の必要性を訴えた。

 さらに、今年5月の平壌国際シンポジウムで提案された「国際連帯協議会」の重要性について指摘した。

 また、6月に自治労中国地連訪朝団に参加した自治労山口県本部の畑谷六昭委員長が報告し、「政府間での交渉が大事だが、今後民間レベルでの交流の重要性を痛感した」と強調した。【山口県朝鮮人強制連行真相調査団】

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