top_rogo.gif (16396 bytes)

〈2008インターハイ〉 ボクシング メダルにあと一歩届かず 

 埼玉で行われている全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のボクシング競技四日目。

 ウェルター級準々決勝で大阪朝鮮高級学校の劉明剛選手(高3)は、昨年度選抜・インターハイ、今年度選抜などを連覇している市立習志野高の福本祥馬選手(高3)と対戦した(写真)。

 落ち着いて相手の出方を伺う福本選手に対し、劉選手は軽快なフットワークと長いリーチと活かした早い右ジャブで果敢に攻撃を仕掛けていった。しかし、2ラウンドに入り前にでてきた福本選手の攻撃をかわしきれず追い込まれていった劉選手は、2度のスタンディングダウンを奪われそのままRSCで敗れた(2ラウンド1分59秒)。

 「1ラウンド1ラウンドが勝負だと思い初めから全力で向かった」という劉選手だったが、「相手は攻撃がきれいでスピードもあった。練習してきたことをもう少しだしたかった…」と肩を落とした。

 大阪朝高の宋世博監督は「力の差、とくに身体能力に差があった。でも劉選手は最後まで全力を尽くしたので、きっと次に繋がるだろう」と語った。

 今大会の朝高生たちのたたかいについて、在日本朝鮮人ボクシング協会の李学宰会長は「勝ち進んでいる選手たちとの違いは体力の差。普段の基礎トレーニングをしっかり積み重ねてがんばってほしい」といって、選手たちを励ました。

 各朝高の選手たちは、秋の国体や中央体育大会を次の目標に定め、練習に励むという。

 大会期間、会場では埼玉・東部の同胞らが選手たちに声援を送った。総連東部支部草加三郷分会の同胞らは、地元に朝高生たちが来ると聞き、少しずつお金を集めTシャツ100枚とスポーツドリンクを贈呈。歓迎食事会も開いた。「朝高生の清々しい戦いぶりを見て元気をもらった」と語る同胞もいた。(泰)

〈2008インターハイ〉 ボクシング  大阪朝高・劉明剛選手がベスト8(2008.7.31)

〈2008インターハイ〉 ボクシング 朝高選手6人中2人が勝利、3回戦進出へ(2008.7.31)

〈2008インターハイ〉 ボクシング1回戦速報(2008.7.29)

[朝鮮新報 2008.8.1]